転職活動回顧録①

「転職を考えたきっかけは何ですか?」

転職エージェントにも面接官にも何度も聞かれた質問だが、正直判然としない。人はわかりやすいストーリーを求めがちである。何か決定的なターニングポイントがあって、それを機に誰かや何かが変化するというわかりやすいストーリーを。でも世の中は、そんな単純で筋の通ったお話ばかりでない。嫌がる本能に鞭を打って出社するときであったり、諦めたかのように休日出勤の申請書を出すときであったり、先輩や上司が消耗している様を見たときであったり、お通夜のような進捗会議に参加したときであったり、5年後もここにいる様子が想像できないときであったり、何年繰り返しても状況は改善しないであろうと悟ったときであったり...そういう小さな絶望が積み重なって閾値を超え、行動につながることだってあるはずだ。

 

入社した当初から、漠然と「いつか転職するのだろうな」とは思っていた。それは別に会社が嫌だからではなく、シンプルに「や、40年間一つの会社と添い遂げるとかないわ~w」という気持ちからだった。仮にめちゃくちゃホワイト企業で、仕事の内容もまあ面白かったとしても、ずっといたら自分は飽きてしまうだろうなと思った。

で、その「いつか」が「○月までに」という形で現実味を帯びてきたのはやはり、最も忙しかった12月あたりからだと思う。朝から晩まで働いて、帰宅したら最低限のことを済ませてまた朝出社する。わずかな休日さえ休日出勤に蝕まれるし、何をしていても仕事の問題が頭の中を不法占拠してくる。朝が来るたびに心の中がどす黒い気持ちで満たされていたが、それが吹きこぼれないように蓋をして出社していた。

会社では次から次へとタスクが湧いてきた。その状況は誰にとっても同じだった。皆が皆フル稼働(そしてキャパオーバー)していた。自分もつらかったが、年次が上がるほど目に見えて負荷は上がっていた。「何年かした後、自分があの席に座ることになるのか?」「来年も、再来年もずーっとこんなことやるのか?」「人生それでいいのか?」「もっと幸せな道はないのか?」いろいろな思いが、頭をもたげるようになってきた。

 

多分この頃から、Googleの検索履歴に「転職」というワードが現れ始めた気がする。そして年末年始に入り、帰省した実家で転職エージェントのサービスに登録したのは、私の中では自然な流れだった。

 

続く

 

ふるさと納税を振り返る会

最近の朝は降り注ぐ暖かな日差しに「もうすぐ春ですねえ...」と感傷に浸りかけるものの、容赦なく吹きすさぶ寒風がその気分を台無しにしてくる。もう冬はいいだろ。春になってくれ。いろんな意味で。

 

長時間労働に振り回されているうちに季節は進み、もう3月になろうとしている。てか10月からずっと繁忙期って何?アホくさ。やってらんないよ。と、いうわけで今絶賛転職準備中です。また就活やるんか...という気持ちはもちろんあるのだけれど、それでもこの状況を40年間も引きずるのはさすがにナシよりのナシっしょwというわけ。ま、こっちの話は追々。

 

今回はいつもやってる労働の悪口ではなく、ふるさと納税の話を書いてみようと思う。


ふるさと納税とは何たるかという解説はインターネッツ上にゴロゴロ転がっているのでここでは触れないが、私の認識では「実質負担金2000円で日本全国の名産品等を楽しみつつ、寄付ができる制度」だ。まあ返礼品競争が激化していて”寄付”という意味合いが薄れてきていることや、都市部を中心に本来入ってくるはずの税収が減ってしまうことなど問題点も指摘はされているが、個人的にはけっこう良い制度だと思う。少なくとも、自分が恩恵を受けているという実感なく一方的にゴリゴリむしり取られるよりはマシだと思う。

実は、ふるさと納税への参戦は今回が2年目となる。1年目やってみたら楽しかったし、ハードルもそんなに高くなかったので興味のある人はぜひ試してみてほしい。


というわけで、今回は2021年のふるさと納税にて私が厳選したイカれたメンバーを紹介していきたいと思う。

 

1. エンペラーサーモン(北海道白糠町

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最初はみんな大好きエンペラーサーモン。1kgを小ブロックにカットしたものを真空包装で送ってくれる。中はこんな感じ。

 

サーモンたち

帝の威光を放つサーモンたち。ファビュラス。

推しポイントは冷凍で1年近く持つという点と、サーモンという食材の汎用性である。サラダでもムニエルでもステーキでも何でもござれ。優秀な保存性に甘え、実はまだ食べていないのだがいろいろ試してみたいと思わせてくれる一品である。

ちなみに北海道白糠町ふるさと納税にかなり力を入れているようで、人気自治体ランキングの上位ランカーだそうだ。2020年のふるさと納税でも私は白糠町の冷凍ホタテ1kgを選んでおり、バター焼きや炊き込みご飯などに愛用している。

 

2.大型むきえび(福井県敦賀市item.rakuten.co.jp

 

お次はえび。クソデカえび1kg。届いたものはこんな感じ。

 

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デッカ!!いや比較対象ないから伝わらんけど。

こちらもサーモン同様食材としてのユーティリティが魅力。また、なんといっても下処理不要で、解凍すればすぐ使える点がありがたい。先日こやつを使ってエビチリを人生で初めて作ってみたのだが、思いのほか簡単に、おいしく作ることができた。なんか、エビがデカくてプリップリしてた。

なお、こちらは敦賀市で養殖しているわけでなく、インドネシア等で生産されたものを敦賀市で加工しているとのこと(自分は気にしないが)。また、商品到着後1か月以内での消費が推奨されているが、4か月経った現在でもおいしくいただけている。

おいしければヨシ!!

 

3. 三陸漁師美味一品ギフト(宮城県気仙沼市

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正直これ、寄付枠が若干余ったので追加してみたのだが想像してたよりかなりよかった。中身は以下の通り。

  • さんま生姜煮100g x 3
  • さば味噌煮100g x 3
  • いわし甘酢煮100g x 3

推しポイントは常温で9か月~1年保存可能な点と、「痒い所に手が届く」点である。あと一品欲しいときに魚料理が10秒で用意できる。しかも3種類あるので、他の料理とのバランスを見て選べる。メインがこってりした肉料理ならさっぱり系の生姜煮or甘酢煮、他のおかずが醤油ベースの味付けばかりなら味噌煮...みたいにね。あとシンプルに旨い。ごはんが進む。自分は塩分大好きマンなので、パックに残った煮汁をご飯にかけて食べたりしてる。旨い。てかこれ、煮汁で米炊いても旨いのでは...?

 

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箱の絵柄がかわいいね。あと逆光だね。

4. やよいひめ(群馬県安中市

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ラストはいちご。いちごってぇ~、高くて普段スーパーで買わないからいいかな~なんて思って買いました。たまの贅沢ってやつ~?で、福岡のあまおうとかが多い中で何でこれを選んだかっていうと一つは値段と量がちょうどよいから。もう一つは、福岡からだと輸送に時間がかかる分傷んでしまうと考えたから。基本的にいちごは完熟の状態で発送されるので、早く受け取って食べるほどおいしいはず。群馬からだとより新鮮な状態で届くだろうと踏んだワケ。

懸念点として、お届け時期の指定が一切できず、かつ発送日を含め4日以内で食べきる必要があるとのこと。これが何を意味するかというと、長期で家を空けている期間に届くとアウトということだ。でもまあ、これを注文した11月初旬時点において、向こう3か月で長期の不在予定は年末年始くらいなものだ。期間はたぶん最長でも1週間くらい?運悪くその1週間の半ばあたりに届いたとしても、家に戻る日に再配達指定をかければギリギリリカバーできるはずだ。ここから導き出される結論は BET ー”買い”だ。

 

結果、自分が家を出たその日の午後に届いた。考えられる限り最悪のタイミングである。12月29日の午後に届き、再配達で受け取ったのが1月4日なので、丸1週間経っていることになる。開けてみると見た目はぎりぎり大丈夫そうだったが、甘くないしなんかもうべちゃべちゃになっていた。例えるならば氷が入ったいちごジュースを、氷が全て溶け切るまでじっくり放置しておいたような味だった。今後味は落ちる一方なので、失意のまますべて口に放り込んだ。俺の”負け”だ。

 

正直、果物系は基本日持ちしないので、確実に受け取れて、すぐに食べきれるのでなければなかなか難しいと思う。1年目に注文したみかんのような柑橘類は例外的に日持ちするが、少なめのものを選んでも相当な量(自分が注文したものは3kg)届くので、一人で消費しきるのは厳しい。どうしても、そのうちカビるものが出てくるのだ。みかんに関しては、誰かとシェアする前提で買うか、冷凍するのがよいかもしれない。

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1週間たらい回しにされたやよいひめ。気高き姫としての姿はもうそこにはない。

まとめ

いかがだっただろうか。お眼鏡にかなうシロモノはあっただろうか?
皆さんも全国津々浦々の返礼品を集め、「君だけの最強パーティ」を編成してほしい。

なんかまとめサイトみたいな締め方になってしまったが、今日はここまで。

ごきげんよう

今年を振り返る2021

正月休みに入り、向こうにいても虚しいのでとりあえず速攻で帰省をキメた。

実家に帰ってからは怠惰の王と化していたが、年末だし何か年末っぽいことをしようと思い至り、ブログで今年を振り返るやつをまたやることにした。と、はてブロにログインしたはいいものの、何を書けばいいのかよくわからない。忘れているだけかもしれないし、大して何もなかった薄い1年だったのかもしれない。とはいえ、書き始めた以上は何か書かないと締まりが悪いので、自己満足のために何か書きたいと思う。

 

 

今年を無理やり一言で総括するならば、「やはりアタイ、労働許せへん...!」という思いが強まった一年だった。毎回労働に対する恨みつらみを書いている気がするが、今年は去年よりも明確に「ずっとここにいちゃダメだな」と感じた。(そう感じた背景についてはいくつかあるのだが、長くなりそうなので今回は割愛する)というわけで12月に入ったあたりからぼんやりと転職について考え始めている。とはいっても直近でというわけではなく、来年度中かなと今のところは考えている。行くアテもまだ全然だし。で、やめてすぐ働き始めるんじゃなく、少し期間空けて3か月~半年くらいガチ無職体験してみたいんですけどそういうのって可能なんですかね?「無職には才能が必要」と聞く。無職という肩書に足る器が私にあるか、確かめたいから―。


正直わからないことだらけなので、色々準備が必要そうだ。転職エージェントとか登録したほうがいいんだろうか。第二新卒?それとも中途?とりあえず適職診断をいくつかやってみたらどのサイトも口々に「プライベート重視タイプ」「勤務時間・休日重視タイプ」などと言い、働きたくないのを見事に見透かしてくるので、「ふーん、なかなかやるじゃん」と思った。

 

労働の話をしていたら気分が悪くなってきたので話題を変えよう。今年よかったことと言えば、昨年に比べ、旅行に行く機会や友人と食事に行く機会が増えたことだ。こういうのはかなりリフレッシュになるので、来年もちょこちょこ行ければよいと思う。というか、たまに行かないと心がしんどい。
悩みがあるとすれば、旅行に関して車を使わなくても楽しめそうなところは若干ネタ切れ感があるということだ。運転の練習する、カァ... とはいえ、どう練習するか見当もついていないのだが。

それ以外で調子が良かったのは歯の矯正と投資くらいだろうか。矯正は始めて1年くらいが経つが最近はだいぶ良くなってきて、「噛める...噛めるぞ!」と感動する場面がある。まあものを食べるときにマウスピースを着脱しなければならないのが面倒ではあるが、わかりやすく結果は出ているのでやってよかったと思っている。

また、投資も地味ではあるがちゃんとリターンを出してくれている。不労所得はいいぞ。やはり、マッアプリとかいうクソと違ってかけたコスト分誠実に結果が出てくれるものはいい。子供のころは「努力したら結果はついてくる?フツーじゃん。」と思っていたが実はそういうものって意外と多くないと思う。ちなみにマッアプリについてはガチでやっていないのでコメントはない。たまにいいねが来たと思ってアプリを開いたら、十中八九プロフィールにLINE IDが書いてあるBotなのももう慣れた。

 

 

と、ここまで書いたところで昨年末に「来年の目標」を立てたような気がしてきた。だとすればここですべきことはその目標を振り返ることなのでは?

 

...

 

面倒なので過去は振り返らない主義なので、それはやらない。やらないが、一応来年の目標的なのを書いて幕引きにしたいと思う。年末っぽいし。

 

  • 転職について、方向性を決める(するなら年度内に実行に移す)
  • 投資を続ける(入金を絶やさない)
  • 筋トレ(12月サボり倒してた)を続ける
  • お絵かき(オタク)を毎週やる
  • 本を12冊以上読む
  • 年5回以上旅行に行く
  • 月1回以上友達とごはん/遊びに行く
  • 何か新しい趣味に手を付けてみる

 

来年末、目標の存在を忘れていませんように。

それではお疲れしたー。

みなさん、よいお年を。

結婚し、子供を授かり、幸せな家庭を築きましたとさ。おしまい。

最近めっきり寒くなってきた。

この時期になるとオフトゥンがますます好きになる。

オフトゥンに入ると「外は寒いのにここは何て暖かいんだ... ここは聖域、私は守られている」という気持ちになるので好きだ。そして毎朝、オフトゥンと私を引き離す労働に対して憎悪の炎を燃やしている。

 

先日、会社の同じ事業部の同期と飲みに行ってきた。話題は主に"人生"の話だった。結婚はいつするか。子供はいつ作るか。マイホームはどうするか。皆そっちの方向に向けて舵を切り始めてるのね~と驚きつつ、こちらとしてはその分野にコメントできる知見を持ち合わせていないので、相槌をうちながらひたすら料理を口に運んでいた。

(ちなみに、私以外の同期は全員既婚もしくは結婚秒読みとのことらしい。ひょえー。)

 

おそらく、同期はずーっと今の会社に勤めあげるつもりなのであろうと思った。結婚も子作りもマイホームも、会社との癒着を強めるイベントである(いずれも経済的な安定性を要求し、職を変えることのハードルを上げるから)。まさか目の前の人間が、3~5年くらいしたら会社を辞めようかな~と考えているなどとは思っていないのであろう。

話を聞いて、私は単純にすごいなと思った。同じ年代にして、そういう意思決定をできることに対してだ。

 

私にとって、結婚→子作り→マイホームというフローはもはや人生の”着陸態勢”である。明確な終わりを意識したプロセスであるという点で、プレ終活ともいえるのではないだろうか。私には怖くてできない。私は労働から逃げる隙を伺いつつまだフラフラと飛び回っていたい。

また、先のライフイベントは不可逆性あるいは”難”逆性とでもいうべき性質を孕んでいる。要するに子供を作ってから「あー、ミスった。やっぱ今のなしなし」とは当然できないわけだし、結婚やマイホームにしてもそれ以前の状態にロールバックするには相応のコストを伴う。私には怖くてできない。私は可逆性や保険という安心を常に保持していたい。

 

まあ要するに、修正の困難なストーリーをこの年で書き上げられるのがすごいと思った。精神年齢が低くて労働が嫌いな私には到底真似できない芸当である。

 

日本社会が求める「立派な社会人」になりたくなさすぎる。「立派な社会人」は愛すべき家庭をもち、それのために人生の大半を労働に捧げる。"みんな頑張っているんだから"自分も理不尽に耐えて頑張らなければならない。自分の自由意思はもはや最優先事項ではない。「立派な社会人」はそんな”甘え”に逃げたりしない。

そういうものに私はなりたくない。

 

飲み会を終えて深夜家に着き、Twitterとアニメを見て安堵を得た。ああ、こういうのが私の幸せなのだと思った。

とりあえず当面は、結婚どころか彼女もいない異常独身男性に対する無言の圧力に屈しないように生きていきたい。周りに焦らされて動いたところで、理想と現実のギャップに絶望するのは目に見えている。何かしらの方向に舵を来る日はいずれ来るのだろうが、それは今ではない。飲み会での色々な場面が頭の中でフラッシュバックする中、私は眠りについた。

脱サラしてー(でも金なーい)

おはこんばんちわ~

 

n回目の緊急事態宣言の中、皆さんいかがお過ごしだろうか?

出かけたいけど我慢してステイホームしている?あるいはリスクを抑えながら外に出て発散している?いずれも結構結構、おそらく先は長いので、息切れしない程度に、潰れてしまわない程度に感染拡大防止と自分の幸せのバランスをとればよかろうなのだと思っている。結局のところ、自分の幸せに責任を持てるのは自分しかいないので。

 

さて、私はといえば夏休みを終えて繁忙期に突入し、虚ろな目で通勤電車に揺られながら日々こんなことを思っている。

 

「こんなの間違ってるよ... 人間はもっと自由であるべきだ...」

 

私は人生における明確な目標といったものは持ち合わせていない。幼少期から抱いていた熱い夢も特にない。しかし就職してからは、「もっと”幸せ”になりたい」「自分にとっての”幸せ”とは何か」ということを常に考えているような気がする。

 

会社という列車に乗りこみ、遥か遠くまで真っすぐに伸びる線路と、その終着点の向こうに見える”終わり”を意識したとき、「40年以上もこの生活を続けるのか?それは自分にとって”幸せ”な道なのか?」と自問するようになった。

 

平日5日間朝から晩まで働き、2日ぽっちの休日を挟み、また出社する。これを40年余り繰り返す。忙しい時期には帰宅して最低限のことだけ済ませ眠りにつくことも多い。ともすれば雀の涙ほどの休日さえ奪われることもある。(休日出勤ダメゼッタイ。)企業にとって労働者とは利潤を生みだすための資源の一つにすぎず、その資源をいかに運用するかのコントロール権は企業にある。企業にとっての最適な(利潤を最大化する)資源の運用計画と、労働者にとっての最適な(幸せを最大化する)働き方は当然のことながら一致する保証がない。そして、こうした状況は程度に差こそあれほぼ全ての会社に共通していると思うので、単なる転職では根本解決にならないと考えている。

 

こんなことを言うと「甘い」「もっと不幸な人だっているんですよ!」とお叱りを受けそうだが、まあ実際自分は甘いんだと思う。だが現状に不満を見出し、それを変えたいと思うのは悪いことだろうか?

「もっと恵まれない境遇の人もたくさんいるのだから、自分の境遇に感謝して社会に尽くすべきだ。」という主張もまあ感情的にはわからなくもない。でもそうやって不満を「仕方ない」と呑み込み、それを周囲にも要求することで一体誰が”幸せ”になるのだろうか?私はこうした「贅沢を言うな」という趣旨の負の同調圧力が好きでない。どちらかというと、自分にとって幸せとは何で、もっと幸せになるためには何が必要かを追求していくような姿勢が好きだ。

 

と、ここまで労働に関する不平不満を垂れてきたのだが、別にサラリーマン生活の全てが気にくわないと言っているわけではない。会社勤めをしていると世の人たちが皆サラリーマンであるかのような錯覚を覚えるのであまり実感がわかないが、毎月安定して収入が入ってくるのは自営業に比べて大きなアドバンテージだと思う。また、自営業に比べ、初期投資が少なく済むというメリットもあると思う。(たぶん。)そのほか、仕事に関する時間のうち、1割か2割くらいはポジティブな感情をもたらすものがある(知的好奇心を満たせる時間や仕事が一区切りついて安堵感や達成感を得られる時間など)。

 

以上がタイトルを薄めに薄め異物を混入させて吐き出した文章であるが、結論としては「すぐは辞めないと思うけど定年まで働くはないわ。お金を貯めて&不労所得を生み出す仕組みを整えてそのうち脱サラしたいよ。」ということである。

 

お腹がすいたので続きについては時間とモチベーションが許せば書きたいと思う。

ではでは。

2020年を振り返るよ

凝ったタイトルなど考えつかなかったわけだが、最近はBOTW(ブレスオブザワイルド)しかやっていないゲーム脳なので許してほしい。マジでボコブリンの群れをいかに効率よく一網打尽にするかということしか考えていない(ゴブリンスレイヤー)。

 

今年は4月から新生活が始まるにあたり、新しいことを始めてみようという気持ちがあった。特に、今後年単位で続けてゆくつもりのことについて、その土台を作ろうと思っていた。本ブログは今年始めたいくつかのことについて振り返り、来年以降につなげようとする意味合いのものである。

 

お金関係

FP(3級)のお勉強

「ふええ...保険とか税金とか資産運用とか難しいことわかんないよ~」って感じだったので、そういうことの基礎を知るために1月くらい?からちまちま始めた気がする。もちろんFPの勉強をしたからと言って複雑な制度や法律、仕組みをまるっとするっと理解できるわけもないが、この勉強が後述するつみたてNISAやふるさと納税につながったので、結果としてやってよかったと思っている。試験については1回目コロナで中止、2回目申し込み忘れ、3回目受験地選べないのだるすぎワロタで結局受けていない。資格の取得が目的でないし、最近は別に受けなくていいかなと思っている。来年も日常生活の役に立ちそうな勉強や個人的に興味をそそられる勉強があればやってみたい。(ちなみに仕事関連の資格試験はめんどくさかったので見なかったことにした。)

家計簿アプリ

始めたのは昨年の12月くらいだったかもしれないが、ワカチコ*1である。収入を得るにあたって、家計簿をつけてお金の流れを可視化しようと思った。しかし、手書きはめんどくさくて絶対続かないのでアプリでやることにした。ざっと調べたところ、zaimというアプリが要件を満たしていて王道っぽかったのでそれにした。

zaim.net

 

銀行口座やクレジットカードと連携させることで、それらを介したお金の流れは記録されるのでイイ感じである。最初のうちはレシート読み取りがうまくいかないのが若干のストレスだったが*2、キャッシュレスに移行してからはそれも関係なくなった。まあ、当然現金で支払った分については手動で入力せざるをえないのだが(カード使えない商品・サービスや割り勘など)。ここんとこ現金支払い分の入力をさぼっているので来年から仕切り直したい。

そういえばある程度データたまったら何か分析できないかな...と思っていたが、それも面倒くさくてやっていない。自分、怠慢さには自信あるので。

 

キャッシュレス化

端的に言うと支払いを原則クレジットカードにしただけである。これまで「クレカ決済だと使ってる感覚がなくて無駄遣いしそう~」などと理由をつけて渋っていたが、家計簿アプリの入力の手間もあって乗り換えることにした。また、SuicaモバイルSuicaに変えた。Suicaに関しては改札前になってガサゴソ探す癖があり、中学校だか高校の修学旅行のとき、そのせいで集団に置いて行かれそうになったという悲しい過去を持っている。そんな過去ともおさらばである。

効果は圧倒的で、会計時に現金をやり取りする手間と、口座からお金をおろす手間が省かれるのがよい。仮に現金決済のときより多少出費が増えていたとしてもよいと思えるくらい、労力の削減に効いていると思う。友人と遊ぶ際などに備え、財布の中に意識的に現金を忍ばせておく必要こそあるが、もう現金決済には戻れない。

貯金

学生のころもバイトや仕送りなどで得たお金を口座に置いておいたという点で、ある意味貯金をしていたわけだが、より能動的な形で貯金をしようと思った。即ち貯蓄用の口座を用意し、そこに毎月決まった額を移していこうと考えた。口座については少しでも金利が高いネット銀行にすることにした。高いとはいっても0.n %の世界なので雀の涙ほどの差しか出なさそうだが。昔は定期預金金利5%とかいう時代もあったそうでうらやましい。まさに金の生る木ではないか。

来年も貯蓄自体は継続するつもりだが、額については少し減らし、「ふやす」用途(後述する投資信託ETF)に多めに回してもよいかもしれない。

つみたてNISA

つみたてNISAの概要や始め方についての説明は割愛するが、秋ごろからつみたてNISA口座を開設し、投資信託を始めた。理由は「楽してお金を稼ぎたいから」である。どっかのサイトの受け売りだが、「お金を眠らせておくより、お金にも働いてもらおう」というわけだ。つみたてNISAに関しては証券口座の開設や購入する銘柄の検討といった最初の手間があるくらいで、始めてしまえばあとは正直放っておいてよい。もたもたしていたら今年は10月からの3か月分しか積み立てられなかったが、それでも15万積んで含み益1.2万(現時点)なので「ふーん、なかなかやるじゃん」といった感じである。たまに証券口座の画面を開いてはニマニマしている。マッアプリの画面を開くときは真顔なのに。

来年も非課税枠いっぱい使っていく予定である。また、つみたてNISAの枠外にはなるが、ETF(株と同じように売買できる投資信託)というやつも手を出してみる予定である。

ふるさと納税

最近やった。悩んだ末にみかんと冷凍ホタテと故郷の米をいただくことにした。日持ちのするものや色々な料理に使えるものを選定した。どうせ税金を毟り取られるなら納付先が選べた方がいいし、何かもらえたほうが嬉しいので来年もまたやるつもりである。

 

災害対策

これをやったのは4月、5月の在宅研修&GWで暇だった期間にあたる。今住んでいるところはそれほど自然災害のリスクが高くなく*3、主に地震の対策である。時間があったし、「今地震来たら嫌だねえ」と思ったので取りかかることにした。具体的には以下のようなことをした。

  • 備蓄用品の購入(保存水とかガスコンロとか)
  • 家具転倒防止用品や扉開放防止用品の購入・設置

(箇条書きにするほど項目多くなかったな...)

家具転倒防止については天井側のつっぱり棒と、床側のゲル状マットおよび何かこう...家具の下に差し込んで壁側に傾けるやつ(下のリンクみて)をイイ感じに組み合わせることとした。

 

 扉開放防止については地震対策用として販売されているものもあるし、子供のいたずら防止用(チャイルドロック)のものでも役目は果たすと思うので、もし興味があれば調べてみてほしい。

何やかんやお金は結構かかった気がするが、一度買いそろえてしまえばあとはたまに点検するくらいなのでヨシ!

 

睡眠の質改善プロジェクト

”プロジェクト”などとたいそうな呼び方をしているが中身は睡眠のあれこれ(睡眠に良い・悪い習慣、睡眠に関する統計調査、睡眠の生物学など)についてググり、まとめ、そのうちのいくつかについて実践しただけだ。眠りの質が悪い時期があり、ちょっくら腰を据えて調べてみようと思ったわけだ。とりあえず寝る前にスマホいじるのはやめた方がいいし、夕食と就寝の間は十分空けたほうがいいと思った。

 

かみ合わせの矯正

高校生あたりからかみ合わせが悪く、健康、咀嚼、発音、審美などの面で問題があるのは認識していたし、歯医者さんにも「あんた、このままだと歯なくなるよ(細木数子)」という類の警告は受けていたので、自分で資金を用意できるようになったらやろうかしらと考えていた。で、気持ちが固まってこの秋ぐらいから矯正歯科に通い始めた。まだ検査をしたり親知らずを抜いたりという段階であって、矯正が本格的に始まるのは年明けからになる予定である。矯正については気が向いたら(あるいは要望があれば)そのうちブログに書くかもしれない。長丁場になりそうだが、まあ気長にやっていきたいと思っている。

マッアプリ

例のやつ。もう前回までにつらつらと書いたのでいいと思うが、色々なコスト(お金・時間・労力)がかかるので結婚願望がないと続かないことがよく分かった。そして今の私にはそれが20~30%程度しかない。というわけで夏以降は完全なログボ勢と化している。そろそろガチャ50連くらい回せるのではないか(何の?)

とはいえ、「本当に結婚したい」とか「結婚しないとヤバいのでは?」と思う頃には手遅れになっていそうなのが難しいところである。

news.yahoo.co.jp

特に自分の場合は”慣れ”の期間が必要なことと、若さというなけなしの武器が使えるうちのほうがいいことを考えると、やはり20代後半からいくらかコストをかけて頑張ったほうがよいのかもしれない。面倒くせえ...

 

 

まとめ

ごちゃごちゃ書いてきたが要約するとBOTWはいいぞということだ。

まあ、2021年もほどほどの水準で生きていければと思う。

みなさんもよいお年を。

*1:チッチャイことは気にするな! それ! ワカチコ!ワカチコ!」の意。

*2:SEIYUのレシートは読み取りやすい。

*3:ちなみに以前住んでいたところはハザードマップ上で真っピンクだった。派手派手だね

オタクマッチングアプリ体験記③「おわり」

 

こんにちは。外はめっきり寒くなり、お布団の存在感が増す季節になってきましたね。「外は寒いけど、私は暖かい」という優越感と幸福感に包まれながら、お布団の中で惰眠をむさぼるのは心地の良いものです。

 

さて、前回上げ忘れていた記事を見ると、「このシリーズ、ここからが本番かな?」という印象を与えるが、顛末としてはタイトルにある通りである。端的に言うと自然消滅した。

続く。たぶん。

続かねーよ!!

 

過程をつらつらと書くのは面倒くさいのであらすじを以下に示す。

 

いきさつ

 2人目の相手とマッチング

→メッセージを重ねる

→会う(1回目 お昼にカフェでパフェ(押韻))

→会う(2回目 モールでショッピングの後晩ご飯)

→期間が空く 

→めんどくさくなる

→おしまい

 

向こうからも連絡はないし「別にいいかな...」と思う。一つ問題があるとすれば連休で旅行に行ったときに買い、「今度会った時に渡しますね!」としていたおみやげが行き場を失ったことくらいだろうか。

 

振り返り~なぜ続かなかったか?~

理由は大きく2点あると考えている。

  1. 色々面倒くさかった
  2. 結婚に対するモチベーションが低すぎた

 

1. 色々面倒くさかった

最初に断っておくが、これは「相手が面倒くさい人だった」という意味ではない。会って話をしたりするのは良かったのだが、メッセージをやり取りしてデートの計画を決めるという準備が面倒くさかった。これは恋愛に限らず、見知らぬ人と一から人間関係を構築する面倒くささといっていい。例えば知らないおじさんとメッセージを重ねて友達になり、どこかに遊びに行くというのでも話は同じだろう。まして、私は人見知り力には自信があるのでなおさらだ。接点のある日常生活の範囲(学校や職場など)外で人間関係を築くというのは、少なくとも私にとっては結構エネルギーを要することなのである。

 

だが、本当に問題だったのは面倒くささそれ自体ではなく、面倒くささを上回るポジティブな感情(楽しさや嬉しさ、充足感など)を見いだせなかったことだと思う。

そもそも日常生活において面倒なことなど腐るほどある。それでもそれをするのは、それが必要だからか、あるいは面倒くささを越えるメリットがあるからではないか。

 

今回の話ではどうだろう。

会ってからはそれなりに楽しいが、まだぎこちないし、会うまでの準備は面倒くさい。新しい相手を探してマッチングしてメッセージを重ねる...のはもっと面倒くさい。恋愛自体が今の自分にとって「なくてはならないものか」と聞かれると、そうでもない(次の「結婚に対するモチベーションが低すぎた」につながってくる)。

 

もしかすると、デートを重ねるうちに慣れてきて面倒くささは低減され、「楽しい」「嬉しい」「もっと一緒にいたい」といったポジティブな感情が高まってくるのかもしれない。しかし、私はそこに至るまでの”我慢の時期”を乗り越えられなかった。

 

2. 結婚に対するモチベーションが低すぎた

その人のパーソナリティーによって程度に差こそあれ、恋愛や婚活は面倒なことがつきものであると思う。特に会って間もないころは、ポジティブな感情より面倒くささが上回ることも多いのではないか。そこを乗り越えるためにはモチベーションが必要だと思う。例えば「絶対に結婚するぞ!!!」という人と「いい人がいたら結婚するンゴねえ(鼻ホジ)」という人では、たぶん前者の方が関係は長続きするし、結婚までの期間も短いだろう。

 

私の場合、「絶対に結婚するぞ!!!」というモチベーションがないどころか「しばらくは結婚したくないな」と思っているので、まあモチベーションは最底辺ともいえる。こんな状態でマッアプリを始めた結果どうなったかというと”迷子”になった。つまり、「どこを目指せばいいのかよくわからなくなった」のだ。頑張れば、マッチングして実際に会ってデートを重ねることも可能だろう。でも結婚しないのだとしたら、その先に何があるのだろう?別れる前提で付き合うのか?また、女性は出産の関係もあるのだろうが、「2~3年のうちに結婚したい」という人も多い。相手に結婚願望があるとしたら、願望がない自分と付き合うのは貴重な時間を無駄にすることになりはしないか?

 

こんなことを色々考えた挙句、「何も動かない」という結論に至ったのである。結婚に対するモチベーションがもう少し高まってからの方が良い。というか、そうじゃないと自分は続かない気がする。

とはいえ、モチベーションが最高潮に達したとき、つまり「絶対に結婚するぞ!!!」とか「結婚しなきゃヤバい!!!」と感じた時には年齢的に割と遅い気もするので難しいところではあるが。

 

ちなみに、なぜ「しばらくは結婚したくない」かというと、現時点でそれほど孤独を感じていないからだと思う。結婚のモチベーションにつながるものは様々あるが、一番は孤独だと思うのである。今は一人で過ごす時間に満足しているし、休日に遊んでくれる友人もいる。当面はこの悠々自適な生活を謳歌したいと思っている。

 

まあ、マッアプリはそのうち再開するかもしれないが、とりあえずこの話は終わり。

あ、ふるさと納税オヌヌメの返礼品があれば教えてください。それでは。