オタクマッチングアプリ体験記①「はじまり」

皆さま、ごきげんよう(お嬢様)。

 

さて、8月の頭に某マッチングアプリ(以下、マッ)を始めてから1か月弱になるので、今日はここまでのあらすじを振り返っていきたいと思う。私の経験が、「マッって実際どうなの?」と思ってるポタクたちの参考になれば幸いである。なお、マッの秘訣だったりベストプラクティスだったりを期待してこの記事を読むのは完全にお門違いなので注意されたい。そういう内容をご所望の諸氏は「マッ プロフィール コツ」「マッ メッセージ 返すタイミング」などと検索をかけてもらえるとそれなりに情報が取れてくる。世の中には奇特な方々がいて、マッに心血を注ぐ中で得られたノウハウを共有してくれている。少し前までは私の検索履歴にも上のようなワードが並んでいたものだから、本当に頭の下がる思いである。まあ、おそらく彼らとは気が合わないと思うが...

 

以下では例の如く私の記憶や思考や感情をだらだらと書き連ねていきたい。後述するが、何のために(何を目指して)マッをやっているか最近よく分からなくなってきたので、私自身が頭の中を整理したいというのがこの記事を書く一番の目的かもしれない。

 

そもそもなぜ始めたのか?

まず大前提として、私は現時点で生涯独身を貫くとは決めておらず、将来的に結婚することも検討している。ここで「できるかどうか」という議論は隅においておきたい。それをすることにあまり意味はないと思うし、当たり所が悪ければ話が終わってしまうばかりか、心に深い傷を負っておうちから出られなくなってしまうからだ。

さて、結婚するためには相手が必要で、相手と出会う機会が必要である。そうした機会は私の場合、日常にはないと判断した。そこで何らかの機会を能動的に作る必要がある。曲がり角で食パンを咥えながら待機する以外の方法でだ。この手段としては色々考えられる。合コン、婚活パーティー... 色々と言った割にあまり思い浮かばなかったが、許してほしい。私がマッを選んだ理由は次のとおりである:

  • 始める精神的・金銭的ハードルが低い
  • 比較的コミュ力(というかガッツき力?)一辺倒の勝負になりにくい
  • 母集団(候補となるお相手の人数)が多く、多様性がある
  • 場当たり的でなく、時間をかけて相手を見れる

私のように積極性に欠け、容姿が優れているわけでも金を持っているわけでもない人間が、例えば婚活パーティーに赴いたところで結果は目に見えている。話しかけることも話しかけられることもなく、高い金を払ったのだからせめて腹くらいは満たして帰ろうなどと料理を取りまくり、会場のすみっこでひとりTwitterに勤しむのが関の山である。

 

いざ登録

というわけで、いくつか代表的なアプリを比較検討し、そのうちの一つに登録した。何のアプリに登録したかという情報はこの場では伏せたい。何せ個人情報を開示してナンボの世界なので、その気になればすぐに見つけ出すことが可能と思われるからだ。とはいえ、書いている内容からどのアプリかわかってしまう人はいるだろう。その場合はそっと心中お察しのうえ見逃してほしい(?)

 

会員登録を済ませ、プロフィールを入力していく。プロフィールには年齢や職業、居住地から始まり、恋愛・結婚に関する価値観、趣味などなど様々な項目がある。「プロフィールが網羅されているほどマッチングしやすいですよ!」というガイドに従うままに埋めていった。なかなか時間がかかった記憶がある。

 

そして私は、最初の関門に行き着く。ろくな顔写真がねえ!考えてみれば当たり前だ。仮に友達とご飯に行ったとして、メシ(主にデブ麺)の写真しか撮らない。オタクの日常の中に、お互いの顔写真をとる機会など存在しないのだ。しょうがなく私は、不慣れさと不気味さを露骨ににじませる自撮りと、画像フォルダから引っ張り出してきた旅行の時などの写真をアプリに献上した(のちに「知らない男性のアップの写真は、女性に恐怖感・嫌悪感を抱かせます!」というサイトを見かけ、自撮りの方は慌てて削除した。オタクの苦肉の策は、不特定多数の女性に恐怖感と嫌悪感を与えていたらしい。俺だってこんな風にはなりたくなかった)。

 

何とか顔写真とプロフィールを設定し終えた私は、少し様子を見ることにした。適当に条件を指定して検索し、表示される女性のプロフィールを眺めるなどしていた。素直に色んな人がいて面白いなと思った。気が付けば完全にTwitter感覚でやっている自分がいた。こんな調子だからダメなのかもしれない。

 

余計な文章が多くて話が一向に進まない。長くなったので続きは次回。